今週のおすすめ本

 前週から仁淀川町内の公立の保育所全園を巡回させていただいています。子どもたちの午前中の活動の様子を観察し、いっしょにおいしい給食を食べ、お昼寝タイムに先生方と子どもたちへの支援策など、いろいろ話し合っています。そのうちにおやつまで出てくるんですよ。😋
 かわいい子どもたちに癒され、そして一生懸命取り組んでいる先生方から元気をもらう楽しい毎日です。

 これを機に読み直した本があります。
福岡寿さんの『発達障害の子がいる保育園での集団づくり・クラスづくり』(エンパワメント研究所)。
 
 以前、小学校で大事なのは中間層の子どもたちをどう安定させていくかが学級作りのキーであり、それが結果的に発達障害のある子どもの支援にも有効」ということを、このブログに書きました。

 福岡さんのこの本の第1章には、まさしくこのこと=「発達障害のある子にとって、何よりもクラスの環境づくりと集団づくりが大切である」ということをまとめられています。

第1章「発達障害の子にとってわかりやすい「集団」づくりのポイント
 ☆登園後の自由遊びの時間、クラスの活動に工夫を
 ☆そのつど指示を出し続けるクラスと、園児たちが先を読みながら
  動けるクラス
 ☆思いつきの説明をしない、思いつきのルールを出さない
 ☆待たせすぎず、テンポよく、思い切りやれた!という工夫を
  etc

第2章「複数の保育士が連携したクラス運営」
  今日もある保育所を訪問しました。お客さんの私が教室に入ってい
 くと、みんな興味津々。給食をいっしょに食べると、いっぱい話しか
 けてくれ、ついついおしゃべりに花が咲き…気が付くと給食が全然す
 すんでいない!いやあ、これは私が原因、大反省でした。😅
  このように複数の保育士がいる場合、相互にどう連携していくか、
 がとても大事になりますよね。これについては、第2章できっちりま
 とめられています。
 ☆複数であってもまるで1つの人格のような抜群のチームプレイで
 ☆加配保育士は黒子に徹する
 ☆主の保育士と加配保育士の連携で、発達障害のある子を集団の活動
  に巻き込んでいく

第3章「発達障害児のこんな場面~具体的かかわりを考える~」
  とにかく支援方法が具体的に書かれていて、とても参考になります
  よ。
 ☆部屋から出て行ってしまったG君連れに行く?戻ってくるのを待
  つ?
 ☆とにかく不安、いつも「おんぶ」や「だっこ」を求めてくる
 ☆落ち着きがない、いつも動いている、いつもちょっとした刺激に反
  応してしまう

第4章「発達障害児の苦手さや不安感を家庭にどう伝え、理解を得てい
    くか」
  「発達に心配のある子かな?」と感じた保育園側が、まだ、気づい
  ていない家族にどのように不信感なく子どもの苦手さや戸惑いや集
  団の中での不安感を伝えていくかについてまとめています。

 かわいいイラスト満載で薄い本ですが、内容はとても具体的で分かりやすいです。新年度が始まり、学級作りがスタートしたばかりだからこそのおすすめの1冊です。





   
 

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